2008年 09月 04日

夏の終わりに

昨日のピッチャーに続き、このガラスの小鉢も実家から持ってきたもの。
昭和30年代頃のありふれた品で、骨董市で同じものをしょっちゅう見かける
(色はこの紫、それと青いのもよく目にする)。

おそろいの大きな鉢を見つけて、素麺でも入れようかと思って2客買ったのだけど、
「饂飩・素麺奉行」登場後は、そんなしちめんどくさいことを頼めるはずもなく、
せっかく親子揃ったガラス鉢は陽の目を見ることがなかった。

小鉢を3客だけ食器棚に潜ませているものの、そもそも紫色のガラスが扱いにくい。
どうして昔は紫色のガラス器が多かったのだろう? 色出しが安価にできたのかな?

この器に一番似合うもの、それは白玉小豆だと思う。

f0151592_2046920.jpg






f0151592_20475750.jpg


およそ豆というものが好きで、ときどき無性に「甘くない小豆」が食べたくなる。
「甘くない小豆」を食べるには自分で炊くしかない。

昨日は台所で写真を撮るついでに掃除をして、その間に小豆を炊いた。
初めてフィスラーの鍋を使って慎重に煮たら、皮が破けずにふっくらと、
袋に記載してあった時間よりずいぶん早く炊けた。
(いつもながら自分で味つけをすると、
普通の餡に入っている砂糖の量を実感して恐ろしくなる)。

甘みの少ない小豆は、当たり前だが「豆としての小豆」の味がして美味しい。
野田琺瑯の保存容器に入りきらなかった分をハグハグ食べてしまう。

しかし、白砂糖より精製度が低い(→身体にいい)と思って使っていた三温糖が、
実は「色のついた白砂糖にすぎない」ことを、
今日「赤カブ便」の野菜と一緒に届いた冊子で知り、ちょっとショックを受ける……。

f0151592_2049991.jpg


今日はゴハンも食べずに冷たい茹小豆を食べ、白玉をつくった(何やってんだか……)。
お菓子づくりから縁遠い私からすると柄にもないカンジだけれど、
子どもの頃から気が向くと白玉だけはつくっていたのである
(昔は缶詰の茹小豆や黒蜜ときな粉で食べていた)。

沸騰している鍋で踊る白玉をぼぉーっとながめていると、
理科の教科書で見た「赤血球」を思い出さずにはいられない。

できた白玉を見てZOOが「本物みたい」とつぶやいた。

暑いうちにこの紫色の小鉢と切子グラスとコースター(これも小鉢と同時期のもの)
+小豆白玉と冷たいお茶で、「昭和の夏のおやつ」をやってみたかったのだ。
8月8日の「白玉の日」を遠に過ぎ、夏も終わる頃になってようやく実現した
(ってほどのもんではないですけど……)。
なんだか夏休みの宿題が終わった気分。

オマケはいつも勝手にフレームインしてくるヤマコ。

f0151592_2056302.jpg


by penelope33 | 2008-09-04 21:28 | ウチのもの | Comments(12)
Commented by Awavi。 at 2008-09-04 21:40 x
三温糖の話は知らない人多いんですね。
見た目がナチュラルそうに見えますもんね・・笑
ナチュラルな砂糖なら、甜菜糖か黒糖のが良いのかも。

猫が人の仕事の邪魔をするのは、
本や机に向かってるのが、退屈そうに見えるからだそうですよ。
猫からしてみれば、
邪魔してるんじゃなくて、遊んでやってる!のだそうです。
Commented by sa55t at 2008-09-04 22:01
カメラを変えましたか?
なんと艶のある絵なのでしょうか。
Commented by penelope33 at 2008-09-04 22:29
> Awavi。さん

サスガ、御存知でしたか……。
普段は料理にほとんど砂糖を使わないので、そんなに神経質になる必要もないんですが、
こういう思い込みって他にもありそうな気がします。

いつもヤマコから「何ヘンなことしてんだよ〜。遊ぼうよ〜」と
言われている気がします(笑)。
Commented by penelope33 at 2008-09-04 22:38
> sa55tさん

帰り際の太陽に向かって「おいしそうでカッコイイ写真が撮れますように」とお願いして、
いつものμ−10で一生懸命撮りました(笑)。
夕方、曇天、逆光とか、たまたま条件がよかったのかもしれません。

『日常グラフィカ』を拝見して、「コンデジでも頑張ろう」と思いました……。
Commented by garoubleu at 2008-09-04 23:15
peneさん、すごく綺麗な紫ですね!ほぉ~
紫の蛇の目傘みたいです。(蛇の目傘欲しい)
骨董市でも見かける、というお話はわかりますが
なんかもっと濁っている気がしますよ!
これ↑はとても綺麗です。
赤血球・・・笑った^^ そうそう、上のコメを失礼ながら・・・
日常グラフィカさん、たまに拝見しますが、いったいどうなってるのか
すごい写真がたくさんですよね!住宅地の中を恐竜がのし歩いてるのも
驚きました^^  蛇の目鉢、綺麗です!
Commented by penelope33 at 2008-09-05 02:03
蛇の目傘、ナルホド!
ブツ撮り用に買った大きなフランスのアンティーク・リネンを折り畳んだまま
朝鮮の足付きのお膳の上に載せて(我ながらヘンな使い方……)掃き出し窓の前で撮ったら、
光が柔らかくきれいに反射してくれたみたいです。

garoubleuさん、ホントにいろんなことをよく御存知ですね〜。
『日常グラフィカ』さん、水曜に初めて知りました。
私はいろんなタイプの写真が好きで、自分は写真家じゃないから
被写体に合わせていろいろ試してみたいと思っているのですが、
今の古道具とか雑貨写真の主流が、空気感のあるやや軟調な感じなので、
商品の写真なんかはそういう風に撮ったほうがいいかなーという気もしていたのです。
でも、あのハイパーリアルな世界を見て、「ああ、本来こういうのも好きなんだよなー」
と改めて思ったのでした……。
Commented by volonta at 2008-09-05 16:18
こんにちは。
ブログ訪問ありがとうございました。
川越の教会の写真拝見しました。
思ったとおり素敵~!また絶対川越に遊びに行きます。

実は私もgaroubleuさんのブログからこちらを覗きにきたことがありました(笑)
とても雰囲気が好きなのでリンク貼らせていただきます。
よろしくおねがいします。
Commented by penelope33 at 2008-09-05 18:40
volomtaさん、こんにちは。
リンクをしていただき、ありがとうございます!

volomtaさんのブログ、コントラスト強めの写真がVIVIDでとってもきれいですね
(もしかしてデザイン関係のお仕事だったとか……?)。
自転車遠乗りとか、子育てについてのお考えとか(私は子どもがいませんすけど ^^;)、
なんだか共感することが多くて、さっそくブックマークさせていただいています。

こちらこそどうぞよろしくお願いします!
Commented by sizanne7 at 2008-09-05 23:33
おいしそうですね!
豆好きにはたまらない写真です。(器がメインでしたよね。器のせいかよりおいしそうに見える!)
うちにも青いこんなもっと丸くって深いお皿があったっけな。

豆をちょこちょこつまんでる時すごく幸せを感じます。
自分がまめな人になったかのような気さえしてくる。
penelopeさんもまめな方かも〜
Commented by penelope33 at 2008-09-06 00:15
sizanneさん、豆に反応していただき、ありがとうございます。
(上の画像の主役は「小豆」ですから……^^)。
私はマメなところもありますが、気力がないときはかなりナゲヤリですかねぇ……。
Commented by matico at 2008-09-06 02:07 x
こんばんは。
うっとりするくらい綺麗な紫色ですね^^
色々なものを盛り付けてみたくなります。
器を見て、こんなのとかあんなのとか作って、乗せたい~♪と思うとお財布が危険です…

さて、三温糖のことは、初めて知りました。
なんとなく雑味があって、煮物をする時に、コクがでるので、好きで常備しているのですが、上白糖と同じだったなんて…。それでも、やっぱり三温糖を買ってしまうかも。
今家にあるのは、八重山黒糖の塊(削って使ってます)と、粉黒糖(これは海外もののブレンド)と、きび砂糖を、用途に合わせて使ってます…。

私も豆煮るの大好きです^^ 市販の餡に較べると相当お砂糖少な目です。
たまに市販の餡を食べると、甘さに悶絶します。
これからは、自家製の餡で、きんつば作ったり、涼しくなったらおはぎの季節です…。

器とお豆と菓子作りのコメントになってしまって、すいません。
Commented by penelope33 at 2008-09-06 07:23
いえいえ、とんでもない!
maticoさん、なかなかのお料理上手とお見受けしました。
きんつばも御自分でつくられるんですね……。 @_@

私も、食器棚は小さいし→ http://seirentei.exblog.jp/7227203/
乏しい軍資金で仕入れをしなくてはならないので、自分用の器はなかなか買えません。
惚れ込んで買ったのに売れないとき、しばらく自分で使ってみたりしますが……。^^;
それができるのが古物のいいところです
(「しばらく使ってみましたが、「ホントにいいですよ〜」と
お客様にまたお薦めします)。

“学校” の件、聞いてもらうよう頼んでみますね!


<< ディゴワン&サルグミンヌ窯の1...      古いガラスのピッチャー >>