青蓮亭日記

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2008年 11月 22日

四季の図の印判小皿

「今どき印判皿ってどうよ?」というむきも多いかと思うが、
個人的にはデザイン化されたポップな雰囲気の印判皿は好きだ。

ただ私自身は、
「口紅」(縁の茶色い鉄釉のライン)があるものはくどく感じるので買わない
(→その後、デザイン上のポイントになっているものは例外とするようになった)。

印判皿についてはこちらの記事で詳しく触れておりますので、
よろしかったらお目通しください。

リンク先のページにも載せた「四季の図」と同じ柄があったので、買ってみた。
以前買ったのは径15cm程の大きさだったが、
今回のものは径約11.2cmの手塩皿(てしおざら/てしょざら)(御売約)。

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皿の中央には「八景」という文字がある。
「八景」とは、広辞苑によると
「一地方の八つの景勝。中国の瀟湘(しょうしょう)八景におこる。
日本ではこれにならった近江八景・金沢八景などがある」とのこと。

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向かって右上から時計回りに、「秋の紅葉」「春霞と川下り」
「夏の海と帆掛け船」「雪山と湖」といったところだろうか。
「『八景』じゃなくて『四景』じゃない」と突っ込みたくなるけれど、
それぞれの図の後ろに藍色の矩形が見え隠れしているので、
あとの四景は見る人の心の風景をそこに投影するということで……。

料治熊太氏は著書『そば猪口』において、
民衆の雑器である蕎麦猪口には、季節に関係なく1年中使えるよう、
ときに具象的にときに抽象的に寒暖の表現が巧みに描き込まれていると解説しているが、
この四季の図の印判皿は、よりわかりやすく欲張りだ。

この皿だけを見るより、何かを盛ったり、
白や藍の無地の器が載って「八景」の文字が隠れたほうがずっとかわいい。

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古伊万里白磁蕎麦猪口のソーサーに。

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上の画像は以前買ったもの。

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上の画像はウチの印判小皿たち。

by penelope33 | 2008-11-22 18:17 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by umi-c at 2008-11-26 15:28
ホントだ。「八景」が隠れると全く別の景色ですね~。
最後の写真の真ん中の、欲しいです(笑)
でも、こういうちっちゃいかわいらしい形のって、躊躇するお値段なんですよね~・・・
Commented by penelope33 at 2008-11-26 18:53
この糸巻き形の印判皿、私も大好きです。
バブルの頃は1枚20,000円くらいしましたが、
今は3分の1以下に落ち着いてきたでしょうかね。
柄がかすれていたり重なっていたり、
キズのあるものは3,000円前後でしょうか。

小皿1枚に何千円もかけるのって抵抗あるかもしれませんけど、
このタイプはたぶん一生飽きないで持っていられると思いますよ〜。
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