青蓮亭日記

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2015年 09月 09日

黒い紙張りの選鉱用盥

紙の繭皿……?紙縒細工とも違うし……?」と、不思議に思いながら手に取っていたら、
紙でできた選鉱用の盥(たらい)=「選鉱パン」だとのこと。
どうやら日本製らしい。

代用品だとしたら、時代は昭和の戦時中ということになるが、詳細は不明。

軽いので、芯が木製なのか、あるいは圧縮された紙なのかも、よくわからない。

ネットではあまり良さが伝わらないかと思うけれど、初見なのでとりあえず記録に残しておきます。

(年代不詳/直径:約27cm・高さ:約5.7cm/御売約)

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つづく

by penelope33 | 2015-09-09 22:53 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
2015年 06月 04日

小村雪岱 団扇絵 木版画(雲母摺)『月』

小村雪岱の団扇絵 木版画(エスタンプ)・『月』。

雲間から漏れた月の光が松葉の散った地面を照らす様子、
それをながめる、いかにも雪岱好みの中性的な(興福寺の阿修羅王のような)女性が描かれている。

これを見つけたときには “私物化” も考えたけれど、
今は、我が家よりもこの版画がもっと似合うお宅で、額装して飾っていただければと思う。

雪岱の団扇絵の版画が制作されたのは、昭和17〜18年頃と昭和30年代だと聞く。
また近年も復刻版が出版されている。

雲母摺というのは木版画の華飾技法で、
雲母(きら=雲母の粉末)を混ぜた絵の具を用いて、文様を彫った木版で手摺りしたもの。

また、「エスタンプ」とは、
アーティストが版画にすることを意図しないで制作された作品を原画とし、
作者または遺族の了解を得て、版画の技法で第三者が制作したもののことをいう。

絵画や版画(大正以降の『新版画』)の相場の知識がないので、
価格についてはちょっと検討中ということで。

(年代は昭和30年代?/用紙のサイズ 縦:273mm・横:311mm/御売約)

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つづく

by penelope33 | 2015-06-04 23:09 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
2013年 09月 06日

初山 滋の絵葉書

連日、スープのことばかり書いて、飽き飽きしている方もおられると思うので、
もう御売約となった品だが、珍しく「紙もの」をUPしてみる。

1897年生まれの童画家・初山 滋の戦前の絵葉書。
『少女の友 繪はがき』とある。

6〜7枚あったのだけど、結構いい値段だったから3枚だけ厳選した。
基準は「現代に通ずるガーリィなモード性の高さ」。

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つづく

by penelope33 | 2013-09-06 23:36 | クラフト・デザイン | Comments(0)
2011年 05月 13日

紅い紙の繭皿 2枚

以前なかなか売れなかったこの「紅い紙の繭皿」にもリクエストをいただいた。

「黒丹波猪口」といい、「地味だけどいいんだよな〜」と思うような品に
関心を持ってくださる方が少しづつ増えてきて、ありがたいことです。

ただ、古いものは個体差が大きく、
以前と全く同じ品というわけにはいかないので、お気に召すかどうか……?

【A】(御売約)
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つづく

by penelope33 | 2011-05-13 17:03 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
2011年 01月 21日

明日は『第一回 二子ノミの市』

明日の『第一回 二子ノミの市』。
埼玉の我が家から二子玉川までは結構遠いので、
搬入に宅配も使おうかとも考えたのですが、結局手持ちで行くことにしました。

いつもの自分らしい和の器などの他、
場所柄、気軽に買えるかわいい品をと考えまして、
こんな紙ものも持っていきます。

1950〜60年代位かな?
ミネラルウォーターのVITTELの、おそらく販促用のメニュー用紙。
これにカフェの「本日のランチメニュー」などを書いたのでしょうか……?
1枚200円(御売約)。

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まあ、このあたりが私の “ガーリィ” の限界でしょうか?(笑)
でも、別に無理をしているわけではなく、こういうイラスト、好きなんですよね
(サヴィニャックよりも……)。

本郷の近江屋洋菓子店のレトロなイラスト入りの紙コップを捨てられなくて、
しばらく持っていたこともありましたっけ。

スーベニア用のスカーフやハンカチにもよくこういった雰囲気のものがありますね。

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さて、明日行かれる方も、行きたいけど行けないという方も、
ブログやツイッターでどんどん宣伝してください。
よろしくお願いします!

by penelope33 | 2011-01-21 13:37 | お知らせ | Comments(0)
2010年 05月 04日

1906年発行のフランスの植物画

1906年にフランスの出版社ARMAND COLINから出版された植物細密画集。
全4巻だったようだが、そのうちの1巻。

1枚ずつ額装して鑑賞できるクオリティのリトグラフ(石版画)。
1つ1つの植物が浮き出てくるような質感がすばらしい。

(カラー16P、2色ページ7P/御売約)

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つづく

by penelope33 | 2010-05-04 22:39 | 古いもの・古びたもの | Comments(5)
2010年 04月 28日

戦前の花暦

月々の花や木が描かれた小さな和綴じの冊子をばらしたもの。
11月と12月が1枚になっていて、計11枚。

2月の頁にいたずら描きがあったので、消しゴムで消した(……けど、消えない)。

「ふ」の字に似た「な」の旧字を覚えたのは、小学校に入った頃だったか。
実家の近くの鰻屋の看板が「うふぎ」に見えたから。

家に『のらくろ』の復刻版が1冊だけあり、その本で旧仮名遣いをなんとなく覚えた。

******************************************


《四月》1. もも 2. ばら 3. さくら 4. ふじ 5. れんぎょう 6. つつじ 7. さくらそう
8. すみれ 9. ぼけ 10. たんぽぽ

《五月》1. まつばぎく 2. べにの花 3. ぼたん 4. はなびし草 5. うのはな 6. かきつばた 
7. しゃくやく 8. あざみ 9. はらん 10. わすれな草

《六月》1. あじさい 2. かわほね(こうほね) 3. 花菖蒲 4. つきみそう 5. おもだか
6. ゆり 7. せきちく 8. なでしこ 9. なつぎく 10.しのぶ

(縦:約18.6cm・横:約11.1 cm/御売約)

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つづく

by penelope33 | 2010-04-28 20:45 | 古いもの・古びたもの | Comments(4)
2010年 03月 16日

『俘虜記』(大岡昇平 著/1948年・創元社 刊)

大岡昇平(1909-1988)は東京生まれ。
京大卒業後、新聞社勤務やフランス語翻訳者などを経て1944年に応召。
暗号手としてフィリピン・ミンダナオ島に赴任、
米軍の捕虜となりレイテ島の俘虜病院に収容された後に帰国した。

本書は、1948年12月に刊行された大岡の実質的なデビュー作である(第3版)。

装幀は、古陶磁研究家、装幀家、評論家として
特異な才能を発揮した青山二郎(1901-1979)
「何もしなかった天才」などと評される青山だが、装幀した書籍は2,000にも及ぶという。

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つづく

by penelope33 | 2010-03-16 22:55 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
2010年 02月 03日

『小村雪岱画譜』(1956年/龍星閣 刊)

『芸術新潮』の最新号の特集で取り上げられている
小村雪岱(こむらせったい/1887-1940)という挿絵画家・装幀家・舞台演出家のことを
御存知の方はどのくらいいらっしゃるだろうか?

生まれてから23年過ごした川越は俗な観光地と化し、
すぐ帰れることもあってあまり望郷の念もおこらないが、
この大正から昭和の時代を駆け抜けた才人と同郷というと、
有名になった遠縁の者を自慢する “田舎者”
(地方出身者ということではなく心持ちが)みたいな心境になる。

雪岱の生まれた「郭町」という艶っぽい町名は今でも残っている。
私が通っていた「川越第一小学校」は「郭町1丁目」にある
このあたり。後ろに見えるのが雪岱の母校である「川越小学校」)。

今日御紹介するのは、昭和31年初版の『小村雪岱画譜』(龍星閣 刊)

邦枝完二 作『おせん』『お伝地獄』、子母澤 寛 作『突っかけ侍』、
村松梢風 作『浪人倶樂部』といった小説の挿絵が収められている
(邦枝完二の長女 梢さんはエッセイスト、次女はテーブルコーディネーターのクニエダヤスエさん。
また、村松梢風は作家 村松友視さんの祖父にあたる)。

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    (画像上:邦枝完二 作『おせん』挿絵/昭和8《1933》年「朝日新聞」所載)

つづく

by penelope33 | 2010-02-03 23:37 | ウチのもの | Comments(8)
2010年 01月 19日

『原色 野外鳥類図譜』/1938年/下村兼史 著/農学博士 内田清之助 校閲/三省堂 刊)

「下村兼史」といってピンとくる人が世の中にはどれほどいるのだろうか。

1989年に着工した長崎の諫早湾干拓工事が、
豊かな干潟の環境を破壊するものだとして、
朝日新聞の「天声人語」が取り上げたとき、
この下村兼史 監督(リンク先 A-11)の『或日の干潟』('40)という短編映画に言及し、
ごくいっときだけ広く知られるところとなったのだけど、
自然教育映画、ことに鳥類への愛情と情熱にあふれた
この短編映画の雄の名前を御存知の方は決して多くはないだろう。

この『原色 野外鳥類図譜』という小さな図鑑は、
163ページ中40ページ近いカラーの野鳥の細密イラストが美しい本であるが、
映画会社の『東宝』の系列の記録映画製作会社に籍を置いた経験のある私にとっては、
あの「下村兼史」の著作というだけで「おおっ」と胸の熱くなるような思いがするのである。

(縦:約18.7cm×横:約23.4cm/全163ページ/御売約)

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つづく

by penelope33 | 2010-01-19 21:34 | 古いもの・古びたもの | Comments(4)