青蓮亭日記

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2009年 01月 10日

minolta repo

ひさびさにミノルタレポ(minolta repo)が入荷。
しかも軍艦部の黒い「レポ・ブラック」を含めて2台も(→売約済)。

ミノルタレポの発売は1963年(昭和38年)。
名玉といわれるロッコール(ROKKOR)・レンズを備えた
ミノルタ唯一のハーフサイズカメラ(後継機に「レポS」がある)。

オリンパスペンやリコーオートハーフはもちろん、
キャノンデミと比べても生産台数が少なく、非常に稀少。

単にレアというだけではない。
ロッコール・レンズ独特のこってりとしたカラーの発色は、ハーフ機随一のもの。
また、ミノルタ独自の変則プログラムシャッター採用により、
手ブレが少なくボケ味がいい。
光を柔らかくとらえる繊細な描写力で、
ウチの “カメラ事業部長” =ZOOイチ押しの機種である。

画像の一番上は特にレアな初期型(ZOOの私物)。
下の2台が今回仕入れた商品。

私は特にブラックのほうにいたく感動(レポ・ブラック萌え?)。
オリジナル革ケースとストラップがついている。

minolta repo_f0151592_20413767.jpg




シャッターを押すときの手応えがとてもいい。

minolta repo_f0151592_20414937.jpg

「minolta」の小文字ロゴに合わせた「repo」の文字。美しいタイポグラフィ。

minolta repo_f0151592_2042018.jpg


以下はZOOによる作例写真。
あいにくネガが見つからなかったのでプリントからスキャン。

minolta repo_f0151592_20421357.jpg


minolta repo_f0151592_20422410.jpg


再現性に優れているというより、現実より劇的に写るカメラ。
レンズのことは全然詳しくないけれど、
きっとロッコール・レンズというのは “日本的な優等生タイプ” というより、
“ヨーロピアンな個性派” なのだろう。

ライツ社が提携先としてミノルタを選び、
「ライツミノルタ」ブランドが生まれたのは、
世界のメーカーの中で、レンズに対する思想がライツ社と一番似ていたのが
ミノルタだったからではないか……などと素人推量。

by penelope33 | 2009-01-10 21:04 | レトロ・ポップ | Comments(8)
Commented by ぷち at 2009-01-10 21:41 x
ひゃ〜ちんぷんかんぷん。
現実より劇的に写るカメラ、面白そう。
マニアの道はいろいろあるんですねぇ。
見た感じ、懐かしくて、好きです♪
Commented by penelope33 at 2009-01-10 22:56
ぷちさん、すいませ〜ん。
私も見た目から入りますよ(笑)。
ちっちゃくて、かわいくて、なおかつ味のある写真が撮れるというのがいいです。
Commented by びっき at 2009-01-10 23:27 x
何だか、いいですね~
これ以上モノが増えると大変な事はわかってるんだけど…
でも、きっとお高いのでしょうね~(まったくわかりません)
Commented by penelope33 at 2009-01-11 01:29
びっき☆さん、普通のほうが15,000円、
ケース、ストラップ付きのブラックが17,000円です
(いずれも取り扱い説明書のコピー付き)。

検索すると、使用した人の感想や作例がいろいろ出てきますので、
よかったら参考にしてくださいね。
完動品については高い評価をしている人が多いかと思います。
Commented at 2009-01-11 01:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2009-01-11 04:12
鍵コメ様
メールをお送りしましたので、宜しくお願いいたします。
Commented by g0316 at 2009-01-11 04:25
ひゃぁ~(↑第二段)

私今使ってるカメラでミノルタのフィルムカメラがありますが
こんなに可愛らしいのではもちろん全然ありません!
最近デジカメよりフィルムの味わいに惚れています。
Commented by penelope33 at 2009-01-11 14:42
上のカメラは幅10.5cm・高さ6.5cm程度なんです。可愛らしいです。
garouさんのように一眼レフカメラを使い慣れている方でしたら、
ハーフ機の目測式のピント合わせさえ慣れればすぐ使いこなせるでしょうね。

私自身は「数打たないと当たらない」タイプなので、
経済性を考えるとどうしてもデジカメを使ってしまいますが……。
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