2009年 03月 11日
英国・ウェッジウッド社で1930年代に作られた、 キャドバリー(Cadbury)の麦芽飲料 「ボーンヴィータ(Bourn-Vita/現Bournvita)」用の陶器のポット。 英語だとこの温かみのある薄い黄色を「Cane Colour」(「籐」の色)と呼ぶようだ。 以前持っていたWoodsのカップ&ソーサー (→「ゆとり亭 UK」さんの新しいブログを御参照ください)に合う色だし、 とろみのある麦芽飲料用の大きな注ぎ口が蕎麦湯を入れるのによさそうと思い購入。 でも2人分の蕎麦湯には大きすぎるし、 WoodsのC/Sもこのポットも我が家にはなんとなく合わない。 ネット上で「野崎洋光のだしポット」というのを見て、 一度このポットでじっくりだしを取ったらとてもおいしくできたのだけど、 どうもウチの台所では定位置を見つけられないので手放すことにした。 ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で Keith Murrayデザインのティーセットと並んで展示されているこのポットを、 「だしポット」として使うなんて私だけかもしれないけれど、 傷ものでお手頃価格なので、気軽な使いかたをいろいろ考えていただければ…… (マジメな西洋アンティーク屋さんが完品を1万数千円で売っているのをときどき見かけます)。 (幅:約19cm・高さ:約20cm/容量:約1L/売約済) アール・デコ的なフォルムは真横から見ると意外と「和」に通じる形。 そうそう、蓋を取るとシンプルな「水差し」に。 注ぎ口と底にカケが。 蓋に小さなアタリとニュウが(表面のみ)。 貫入の一部にシミがある(「だし」ではありません)。
by penelope33
| 2009-03-11 22:26
| 古いもの・古びたもの
|
Comments(4)
Commented
by
るー
at 2009-03-12 20:53
x
いいお色ですねー
まだ寒いような、春のような、いまの時期によく合うお色だと思います。 ところで、ペネさん、体調はよくなられましたか? まだまだ寒暖の差が激しいですから、あったかくしてくださいね。
0
Commented
by
penelope33 at 2009-03-12 23:14
私もこの色好きなんですけどねー、我が家ではうまく生かせませんでした……。
お気遣い、ありがとうございます。 まだハナミズたらしてますが、^^; のどの痛みはすっかりよくなりました。 体調を整えて日曜日の出店にそなえたいと思います。
Commented
by
michelle
at 2009-03-13 05:50
x
あっ、わたしもWoodsのカップ&ソーサー持ってた。うすみどりの。
まだ実家に置いてあったかな?
Commented
by
penelope33 at 2009-03-13 09:31
あ、そうなんだ〜!
私はC/Sは売ってしまい、欠けたのを本漆で直そうとして失敗して 処分したボウルを、最近また買い直しました。 ジョン・レノンの子どもの頃住んでいた家(なんとなく『小さな 恋のメロディ』のメロディのウチを想像)のWoodsのセット、 見てみたい気がします ♪ |
アバウト
古道具屋「ロータス・ブルー(青蓮亭)」店主のつれづれ。家族は映像ディレクターの相方ZOO(2021年9月13日、横行結腸がん+肝転移により58歳で逝去)とキジトラ猫のヤマコ(♀/2022年9月23日、16歳で他界)。ブログ主は、膠原病類縁疾患の『シェーグレン症候群』のため療養中です。 by 青蓮亭 カレンダー
*「ウチのもの・ウチのこと」
「つれづれ」「観る・聴く・読む」 以外のカテゴリで御紹介している 古いものは「商品」です。 *古い記事についてのコメントも 大歓迎です。 また、価格のお問い合わせなど、 どんな些細なことでも、 また何度でも、 どうぞ御遠慮なくお尋ねください。 *E-MAIL はこちらへ (メインのアドレスを G-mailアドレスに変更しました)。 古美術・骨董 アンティーク・レトロ雑貨 ブログ・ランキングに 参加しております。 上の「古美術・骨董」 「アンティーク・レトロ雑貨」 という文字を クリックしていただきますと、 それぞれポイントが加算されます。 お気が向かれましたら、 よろしくお願いいたします。 カテゴリ
全体 初めて御覧になる方へ LE LOTUS BLEU の由来 価格について 古いもの・古びたもの レトロ・ポップ クラフト・デザイン 大江戸骨董市 西荻骨董好きまつり ドーの古道具市 点店 ルーサイト ギャラリーの骨董市 二子ノミの市 イベント出店 書籍『野菜のポタージュ』 書籍『野菜のスープ』 お知らせ つれづれ ウチのもの ZOOの夢日記 観る・聴く・読む タグ
器(541)
骨董(467) 古道具(405) ヤマコ(328) 住まい(283) 骨董市(248) カルチャー&サブカルチャー(210) 民藝(189) 食べる・のむ(177) 木工・天然素材(134) 白いやきもの(127) 金属・金工(122) ヴィンテージ(79) 家族・思い出(76) ガラス(71) 小さきもの(65) 身につける(52) カメラ・時計(41) 琺瑯(35) 紙もの(26) 染付(11) 印判(11) ブログジャンル
検索
最新のコメント
ブログパーツ
記事ランキング
画像一覧
最新の記事
以前の記事
2023年 04月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 08月 2020年 08月 2020年 06月 2020年 05月 2019年 07月 2018年 11月 2018年 07月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 04月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 ライフログ
ファン
|
ファン申請 |
||