褐釉輪刻徳利

持ちやすく3ヶ所を凹ませたこういった形は、丹波や瀬戸の古民藝の徳利でよく見かけるが、
これについては、お譲りくださった方も「どこのものかわからない」とのこと。

金属ではないから、輪刻を施してから凹ませれば、普通、その線が崩れる。
かといって、凹ませてから輪刻を施しても、こんな風にはならないはず。

口の作りもシャープで緊張感がある。

工芸品の技術力は明治期がピークであることから、
強いて言えば「明治以降の京都ではないか」との見立てだった。

土と釉薬が、以前扱ったこの褐色の猪口と似ているような気もする。
いや、でも土は違うかな……。

皆さんはどう思われますか……？

（高さ：約14.2cm・胴径：約10cm・底径：約7cm／在庫アリ／価格はお問い合わせください）








手に取るとこんなサイズ感（手荒れ失礼……）。


油臭などはありません。






ウィスキーボトルのようなシルエットにも思えたので、「和」でまとめず、
フランスのキャンドルホルダーのガラスコップやアルミフォーク、
「古染付」までいかない中国染付の小皿などで、ちょっとはずしてみた晩酌セット。




古美術・骨董


アンティーク・レトロ雑貨

ブログ・ランキングに参加しております。
上の「古美術・骨董」「アンティーク・レトロ雑貨」という文字を
クリックしていただきますと、ポイントが加算されます。
お気が向かれましたら、よろしくどうぞ。