青蓮亭日記

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2017年 12月 28日

マグあれこれ

11月に「シェーグレン症候群疑い」で
検査入院することになり、6人部屋を希望したところ、なかなか空きが出ず、
2週間以上待機(結局4人部屋になったのだけど……)。
最初のうちはバタバタと準備に追われたものの、そのうちにちょっと余裕ができ、
そんなときに撮ったのが下の写真。

入院時にワレモノは持ち込めない。
「でも、もし湯呑みをひとつ選ぶとしたらどれかな〜」と、
手持ちのマグや湯呑み茶碗を並べてみた。

Old Pyrex の特大パーコレーターで沸かしてあるのは、柿の葉っぱのお茶。

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右から、Arabia Teemaマグ、平佐焼湯飲み茶碗、
1970年代のArabia Eeva(=Eve)マグ
(最近、同型のAatami《=Adam》がArabia Colorsとして復刻されたようだ)、
1940年代イギリスのタンブラーふたつ、キュノワールのシードル用マグ、(たぶん)黒薩摩猪口、
1930年代頃のオランダPetrus Regout のカップ、イギリスのタンブラーもひとつ
(お安くお譲りくださった御同業の皆様、スミマセン。今のところみんな私物化しております…)。

器とか道具とか、身の回りの品を好みのもので揃えるのは、毎日をちょっとだけハッピーにするコツ。
とはいえ、「人間は最後は身ひとつなんだよな〜」ということも痛感している。


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で、結局病院に持っていったのはこれ。キントー・ALFRESCOのタンブラーとマグ。
鎬ぎのような面取りフォルム、竹粉を混ぜたという樹脂っぽくない素材で、見飽きない。

検査の結果次第で、そのまま(ステロイド剤などの)治療が始まるかもしれないと聞いていたので、
タンブラーだけでもよかったのだが、握力が落ちたときのことを考えて一応取っ手のあるマグも用意。

入院時に必要な道具と防災用の道具には、共通するものがある(ウェットティッシュとかね)。
このふたつのコップは、今は防災用品として、出店用に使っていた新旧の「コロコロ・バッグ」に収めてある。

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BRAUNの時計の秒針とFABER-CASTELLのシャープペンの色がおんなじだったのは偶然。
水草の円筒形のカゴの中には、髪をまとめるゴムだの腕時計だの。


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ベッドサイドの棚の中。
歯磨き用のマグ(「湯飲みと洗面用、ふたつのコップを用意」と指示されるのだ)は、
蒐集家のOさんにお譲りいただいた小さな琺瑯マグ(以前は台所で卵を割り入れたりするのに使っていた)。

もう何年も自分用のヘッドホンがない状態だったので、audio technicaのものを新調。
iPad mini に入れた好きなアルバムをときどき聴いていた。


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ある日の昼ごはんの後。
自動的に三食が出てくるのがありがたく、器もちょっといい感じ。



5日間の入院期間にわかったのは、
(とりあえず現時点では、膠原病の)皮膚筋炎の抗体がないこと、
6月に30kgあった両手の握力が半分以下に落ちていたことくらい。

退院後のさらなる検査……神経内科の筋電図・神経伝導速度検査では問題は見つからず、
眼科のシルマー試験・ローズベンガル試験、口腔外科の唾液腺シンチグラフィ検査・生検でも、
シェーグレン症候群の確定には至らなった。
結局、シェーグレン症候群 “疑い” のまま年越しすることに。

来年1月下旬、これまでの検査結果を元に、リウマチ・膠原病内科で今後の方針を聞く予定。
6月にみつかった小さな脳動脈瘤のチェックと、
9月末の自治体の健康診断で「要精密検査」になった胸部CTも撮る。

動脈瘤は、私の年代であればさほど珍しくないものだし、
胸のほうは、皮膚筋炎の場合だと悪性腫瘍を併発している可能性が多いのだけど、
今は皮膚筋炎の可能性が減ったので、まあ大丈夫なんじゃないかと。

診断がつかない間に自分でいろいろ調べ、
(近年、膠原病などと同じ自己免疫疾患と考えられている)慢性疲労症候群(=筋痛性脳脊髄炎)向けの
処方を参考にしてかかりつけ医に処方してもらった、
補中益気湯とメチコバール(=ビタミン12)は随分助けになっていると思う。

とりあえず、重症化したときに引き続き診てもらえそうな病院に巡り合えたことに安堵している。


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ときどき咳き込むものの、ヤマコも元気。
最近は留守番のとき以外にも湯たんぽをあてがっている
(ヒトも猫もあったかくするとよいみたい)。


カラダ同様アタマの方もボンヤリしていて、できないことも増えたけれど、
そんなに陰々滅々としているわけではなく、家事はノロノロとなんとかやっている
退院後に無印良品の洗濯機を購入した(二槽式と比べイマイチ信用できないけれど、圧倒的にラク!)。

筋肉痛や関節痛も多少あるものの、今のところ線維筋痛症のような “痛み” が少ないのが救い。

このブログは「闘病ブログ」ではないので、あまり細かいことは書かないけれど、
上記のような病名から検索してたどり着く方もおられると思う。
何か御質問があればできる限りお答えするつもりです
(私自身、さまざまなブログや医療記事を参考にここまで来ました)。

ともあれ、皆様、よいお年を!


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by penelope33 | 2017-12-28 21:17 | つれづれ | Comments(0)
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