思い出したら、いつでも「猫の日」。
ヤマコは自分のブログの中にたくさんおさまっているから、
会いたいときはいつでも会える。
でも、オソロシイことに、数日の間、ヤマコの存在を忘れてしまった経験がある。
アラジンブルーフレームがウチに来て、まだ間もない頃。 その後、新品に買い換えたけど、結局、昨年末に処分した。 今はガス・ファンヒーターを冬だけレンタルしている、
2011年、「3.11」の後にZOOが、
映画『男はつらいよ ハイビスカスの花』と『〜紅の花』で見た
TVで、被災された方々が学校や公民館などで避難生活をしている映像を見て、
「今度、大きな地震があったとき、おふくろにあんな暮らしはさせられない。」と。
(以下、本文に関係なくヤマコ画像を連投。「和み」成分としてお納めください🙇♀️)
その当時は私も「フクイチ」についてロクに知識もなく
(もし知識があったとしても、いきなり離島移住は考えない)、
「旅行でさえ行ったこともない島で、どうやって食べていくの?
先にひとりで行って、いろいろ調べたり、生計を立てる方法を考えてよ。」と諭したのだけど、
彼は夕飯でお酒が入ると、「どうして一緒に来ないんだ。離婚だ!」とわめくばかり。
私はストレスで、お粥を食べても胃が痛い状態に。
そんなわけで、一番近い総合病院を受診したところ、
「対流式ストーブ」の温かさよ……。 そのときに処方された『ファチモジン』という胃薬(プロトンポンプ阻害薬)に、
認知力が落ちる作用があると、近年知った。
退院してタクシーで帰宅し、家のドアを開けると、
病室の色合いやスケール(自宅とは全く違う白っぽい空間)とのギャップに
「えっ……?」という感じの非現実感が。
そして何より、出迎えてくれたヤマコの顔を見て、
入院していた7日間、ヤマコの存在を忘れていたことに気がつき、唖然とした。
ヤマコはすぐに私にひっついたりはせず、むしろどこかよそよそしい様子だったけど、
私が眠るときにはひたと脚に身を寄せてきた。
「女王様」っぽい表情。
シェーグレン症候群の症状でも記憶力(特に短時記憶)・認知力が落ちることがあり、
こういった精神神経症状は、
この疾患の主症状である「口や目や皮膚が乾く症状」より先に現れることが多いから、
もしかするとそれもあったのかもしれない(逆流性食道炎などの消化器症状も同様)。
2021年12月、小平の国立病院で(たぶん記憶力の)検査をしたとき、
神経内科の末梢神経障害専門の担当医からは特に何も言われなかったが、
検査結果の用紙に、「DLB(レビー小体型認知症)が除外されるので
DB(アルツハイマー型認知症)」と記載されていた。
「あ〜、そうなんだ〜💦。」と、嫌〜な感じはしたけれど、あまり気にもしていない。
記憶力が落ちてきた2016年、真っ先に神経内科のクリニックで脳のMRIを撮り、
「萎縮もなく、キレイです。」と言われていたので、
「脳の血流を改善すれば、なんとかなるだろう。」と。
60歳を過ぎると多くの人はアルツハイマー病の症状が始まっているという話も聞く。
「なべおさみ」顔。
まだZOOが生きていて、自分の薬の組み合わせを試行錯誤していた頃、
買い物に行ってレジで「◯◯円です」と言われても、
自分の財布を見るときにはその金額を忘れてしまうこともあった。
そんな状態も、免疫抑制剤を変えたり、
ライオンズ・メイン(ヤマブシタケ)のサプリを摂りはじめたりして、
ずいぶん改善した(睡眠薬も断薬できたし)。
今は、免疫抑制剤かオピオイド系鎮痛剤のどちらかをやめたいと思っているのだけど、
なかなかうまくいかない。
血圧の薬、血液をサラサラにする薬、睡眠導入剤など、
中高年が当たり前のように服用している薬が別の病気を作っているケースは多いので、
ご本人かご家族で該当される場合は、処方薬の副作用を一応ひと通りお調べくださいね🙏。
このヒーターは年代物で、最後は片方しかつかなくなって処分。 ちっちゃいけど頼りになる相棒だった。 *********************
この入院時は、6人部屋だったので、同室の患者さんたちの様々な人生を垣間見た。
左隣りの70〜80代の中華料理屋のおばあさん(眼鏡をかけた浪花千栄子風)は、
大きな声で愛想がよかったけれど、
結構認知力が落ちているらしく、バファリンをのみすぎて胃潰瘍ができたのだとか
(大部屋は、医師や看護師との会話が筒抜けだ)。
その方が退院した後、リリアン・ギッシュっぽい雰囲気の品のいい白髪のおばあさんが、
深夜に救急で運ばれてきた。
急な環境の変化のせいか、胃腸薬か睡眠薬を服用させられたのか、
暗い病室で「◯◯子は?◯◯子ぉ〜!」と娘らしき人の名前を繰り返し叫ぶ。
可哀想なので、持っていた手帳に「ここは病院ですよ。」などと書いて説明してあげたら、
その方は眼鏡なしでもちゃんと読めて、少しホッとされたようだった。
でも、私が自分のベッドに戻ると、またうわごとが始まる。
その後、結局、廊下でおしゃべりをしていた看護師に声をかけたのだったかな?
朝になり、娘さんらしき方たちが来て、すぐに退院(転院か他の施設へ?)。
おばあさんの顔をチラッと見たら、完全に「せん妄」状態に見えた。
よく、高齢者が「入院したのをきっかけに認知力が落ちて……」という話を聞くが、
それを目の当たりにした体験だった。
晩年の母が施設や病院でどんな日々を送っていたのか、思い巡らしたりも。
あまり布団の中に入らないタイプだったけど、
この頃は「おいで、おいで♪」と呼ぶと入ってきて、
朝は頭を並べて寝ていた。
中高年女性ばかり6人の病室の中では、他にも人間模様があった。
私の右隣りの「奥様」=Dさん(ショートカットの中北千枝子風)は、
ご主人や娘さんも面会に来て、家族仲が良さそうだった。
専業主婦だったのだろう。
私と反対側の列の3名には配偶者がいないように見えた。
一番入り口に近いベッドの方=Aさんは、
ある年のお正月、家族で乗っていた車が他の車と激突し、
運転していたご主人が亡くなったと話していた。
どこかで観た白黒映画のワンシーンのようにその情景を頭に浮かべた。
壮絶な人生。
「あたしは “植木キチガイ” で、ウチに植木がいっぱいあって、
入院中は水やりを娘に頼んでる。」と話していた。
腕が上がらないというので、髪をゴムで縛るのを手伝ってあげたら、
低いけれど温かい声で「ありがとう。」と。
真ん中のベッドの方=Bさんは、50代後半くらい?
大柄で昭和な雰囲気のパーマヘア、ふっくらとした色白の秋田美人っぽい雰囲気。
いつもきちんと赤い口紅をつけていた。
面会人は見かけなかった。
一番窓に近い70代くらいの方=Cさんは、
ナースコールを押すのも難儀な様子で、
「すみません……。」と声をかけられるたび、私がいつも代わりに押していた。
痩せて、なんとなく母と重なる容貌の方。
親族らしき女性が一度面会に来ているのを見かけた。
「奥様」=Dさんの、「私、テレビはあまり見ないの。」という発言などが、
反感を買ったようで、
AさんとBさんが、妬みまじりにDさんのことを悪く話していたり。
ボーッとベッドで横になっていられるのは楽だったものの、
人の世話やら何やらで、なんだか気疲れした日々だった
(早めに退院した一番の理由が、これ)。
ZOOは自転車で毎日面会に来た。
たいしたことないし、そんな毎日来なくてもいいと言ったのだけど、
(普通のメンタルではなかったので)「不安なんだ。」と。
ヤマコの「分離不安」とおんなじ、か。
以前、出店で数日連続して家を留守にした際、
ヤマコが情緒不安定になって鳴き止まないことがあった。
このときはZOOの口からヤマコの話は出なかった。
とはいえ、普通なら「ヤマちゃん、どうしてるかな?」と思うはずなのに、
どれだけボーッとしてたんだか……。
入院中、ヤマコのことが頭の中から消えていたのに、
10年以上経った今でも、このとき同室だった方々の顔や声を覚えているのが不思議だ。
ストーブを消してしまったのに気づかず、「余熱」にすがる。
胃の内視鏡検査が「問題なし」、食事も普通に食べられるようになり、
なんだか気忙しいので、
「退院しますか?じゃあ、大腸内視鏡検査は外来で。」ということになった。
初めての検査だったけど、
私の主治医だった副院長(=院長の息子)の手技は、ものすごく下手だったと思う。
検査後、あまりにも痛くて、体を「くの字」から元に戻せず、歩けなかった。
検査後の患者がそんな様子でも、看護師から声もかけられず、
「大腸内視鏡ごときで」とでもいうように放っておかれたので、
仕方なく「おさまるまで検査室で横にならせてください。」と頼んだ。
ご近所のクリーニング店のご主人は、
この病院の誤診で奥様のがんの発見が遅れたと。
二度と行かないで済むといいのだけど。
このときは、大腸内視鏡も「異常なし」で、結局「逆流性食道炎」との診断。
その後も、特に寒い時季の胃腸の不具合が続いた。
そして、橋本病(甲状腺機能低下)の抗体が高値になり、
全身にさまざまな症状が出て、ネットでその症状から病名のあたりをつけ、
いくつかの病院を周り、除外診断をして、
「原発性シェーグレン症候群」にたどり着き、今に至っている
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