青蓮亭日記

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2008年 05月 26日

『Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち』 (2005年/ブルース・インターアクションズ刊)

買ってからしばらく「積ん読」だった
『Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち』を読む。

ルーシー・リー(Lucie Rie/1902-1995)はウィーン生まれの陶芸家。
1938年イギリスに移住後、生涯ロンドンに住まい、
いくつかの美術学校で教鞭を取りながら作陶を続けた。

その作品は、現代的なシンプルさと非常に繊細で独特なディテールを合わせ持ち、
1989年、三宅一生の招きにより初めて日本で本格的に紹介されて以来、
幅広い層の人々に感銘を与えている。

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私が彼女の作品に初めて接したのは、
新聞の小さな記事を見て出かけた
2004年10月の「東美特別展」(新橋・東京美術倶楽部)の一画でのこと。

アジアの古陶の影響を感じさせる作品もあったが、
それまでに見たことのない繊細なフォルムやテクスチャー、鮮やかな色づかいに、
文字通り息を飲むような思いがした。

イギリスの専門誌『セラミック・レヴュー』誌の編集者によって
編集された本書(全88ページ/オールカラー)は、
生前の彼女と親交のあった陶芸家やコレクター、
友人や教え子たちによるエッセイをまとめたもの。

この本で初めて公開されるという作陶の流れを撮影した写真と、
作品のスケッチやサイズ、釉薬の配合などをメモした「陶芸ノート」が収録されており、
彼女の緻密な設計と創作への情熱を実感することができる。

インターネット上にある彼女の作品の画像はこちらで見られる。

右の「ライフログ」の最初に挙げている作品集は洋書。
手頃な価格の日本語版も出ているのだけど、もしかしたら在庫切れかもしれない……。

by penelope33 | 2008-05-26 22:19 | 観る・聴く・読む | Comments(4)
Commented by N.Kojima at 2008-05-26 22:36 x
繊細な彩色ですね^^
Commented by penelope33 at 2008-05-26 23:16
本当に。
陶芸の概念が変わりました。
Commented by sizanne7 at 2008-05-26 23:27
はじめましてです。
質感に惹かれてぶらりとお邪魔しました。
以前、本で見てルーシー・リーの作品を見て、実物を一度見てみたいと思いました。
たまにお邪魔します!
リンクいただいてよろしいでしょうか?
Commented by penelope33 at 2008-05-26 23:43
はじめまして。ようこそおいでくださいました。
私のほうは、リンクはある程度コメントをやりとりした方に限らせていただいておりますが、
それでよろしければどうぞお願いいたします。
私もときどきお邪魔させていただきますね。^^
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